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アフターピルは何時間以内?72時間の意味と、超えてしまった場合

最終更新:2026年8月21日

緊急避妊薬でいちばん重要なのは時間です。用法・用量は「性交後72時間以内」。ただし、72時間を過ぎたら意味がない、という単純な話ではありません。指針の記載をそのまま確認していきます。

用法・用量は「性交後72時間以内」

日本で承認されているレボノルゲストレル製剤の添付文書には、こう記載されています。

性交後72時間以内にレボノルゲストレルとして1.5mgを1回経口投与する

これが公式な使い方です。1回だけ、1錠。分けて飲むものではありません。

なぜ早いほうがよいのか

理由は作用の仕組みにあります。日本産科婦人科学会の指針は、レボノルゲストレルの働きをこう説明しています。

LHサージ前(卵胞サイズ15mm未満)にLNGが投与されると、LHサージの消失や遅延が起こり、約80%の女性ではその効果が5日以上続く。したがってLNGを排卵前に投与することによって、その後5〜7日間排卵が抑制される

つまりこの薬は、排卵を遅らせる・止めることで妊娠を避ける仕組みです。すでに排卵が起きたあとでは、この仕組みは働きません。

排卵のタイミングは自分では正確に分かりません。だからこそ「まだ排卵していない可能性が高いうち」=できるだけ早く飲むことが重要になります。

薬局へ行く時間が取れない場合

72時間を超えてしまった場合

これは多くの人が不安になる点です。指針にはこう書かれています。

72時間を超えてのLNGの使用は、用法・用量の適用外であるが有効である可能性が高い。120時間を超えてもLNGにECの効果があるか否かのデータはない

整理するとこうなります。

経過時間指針の記載
72時間以内用法・用量どおり
72〜120時間適用外だが「有効である可能性が高い」
120時間超効果があるかどうかのデータがない

72時間を過ぎていても、諦める前に医療機関に相談する価値があります。ただし薬局での購入は用法・用量の範囲が前提になるため、この場合は医師の診療を受けることになります。

「何時間以内」の起点はいつか

起点は性交の時点です。気づいた時点でも、生理予定日でもありません。

複数回あった場合は、いちばん早い時点を起点に考えるのが安全です。判断に迷う場合は、その旨を薬剤師や医師に伝えてください。

深夜・休日に間に合わせるには

72時間という制限がある以上、「明日の朝でいいか」は避けたい判断です。時間帯別の現実的な選択肢を挙げます。

薬局は営業時間内でも、販売できる薬剤師が不在なら購入できません。向かう前に必ず電話で確認してください。

まとめ

参考にした資料

この記事は公的機関等の公表情報をもとに作成しています。医療行為・診断を行うものではなく、 医師・薬剤師の判断に代わるものではありません。掲載内容は2026年8月21日時点のものです。

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