まず、多くはほぼ予定どおりに来ます
日本産科婦人科学会の指針にはこうあります。
80%以上の女性が予定月経日の前または2日後以内に月経があり、95%が予定月経日の7日後以内に月経がある
整理するとこうなります。
| 時期 | 割合 |
|---|---|
| 予定月経日の前〜2日後以内 | 80%以上 |
| 予定月経日の7日後以内 | 95% |
数日のずれは想定の範囲内です。ホルモンに作用する薬なので、周期が多少動くことはあります。
妊娠検査を考える基準
指針は、勧める基準を明確に示しています。
月経が予定より7日以上遅れたり、あるいは通常より軽い場合には、妊娠検査を受けるよう勧める
2つの条件があります。
- 予定より7日以上遅れている
- 月経は来たが、通常より明らかに軽い(遅れていなくても該当します)
2つ目を見落としがちです。「量が少ない月経」も確認の対象だという点を覚えておいてください。
薬局へ行く時間が取れない場合
服用後の出血は判断材料になりません
服用の数日後に出血があることがあります(消退出血。国内試験では46.2%に報告)。これは月経とは別のもので、これがあったからといって妊娠していないとは言えません。
逆に、消退出血が来なかったこと自体も問題ではありません。判断は予定月経日から数えるのが基本です。詳しくは消退出血の記事にまとめています。
検査薬を使うタイミング
一般的な妊娠検査薬は、月経予定日の約1週間後から使えるものが主流です。指針の「7日以上の遅れ」という基準とほぼ重なります。
早すぎる時期に検査すると、妊娠していても陰性になることがあります。結果が信頼できる時期まで待つほうが、かえって不安が短く済みます。使用時期は、購入した検査薬の説明書を必ず確認してください。
受診したほうがよい場合
- 7日以上遅れていて、検査薬が陽性だった
- 7日以上遅れているが、検査薬は陰性で、その後も来ない
- 強い腹痛や、いつもと明らかに違う出血がある
陰性でも月経が来ない場合、周期の乱れなど別の原因が考えられます。いずれにしても、自己判断で長く様子を見るより産婦人科で相談したほうが早く落ち着きます。
まとめ
- 95%は予定月経日の7日後以内に月経が来る
- 妊娠検査の基準は「7日以上の遅れ」または「通常より軽い」
- 服用後の出血の有無は判断材料にならない
- 検査薬は信頼できる時期まで待つ
この記事は学会指針の記載を整理したものです。個別の判断は医師にご相談ください。
参考にした資料
この記事は公的機関等の公表情報をもとに作成しています。医療行為・診断を行うものではなく、 医師・薬剤師の判断に代わるものではありません。掲載内容は2026年8月21日時点のものです。