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アフターピルの副作用は?国内試験で報告された頻度と対処

最終更新:2026年8月21日

緊急避妊薬の副作用は、多くが一時的なものです。ただし「出血」に関するものは半数近くに起こるため、知らないと不安になります。ここでは承認時の国内臨床試験で報告された頻度を、そのまま数字で示します。

国内試験で報告された副作用と頻度

日本で承認されているレボノルゲストレル製剤(ノルレボ錠1.5mg)の添付文書には、国内第III相試験で報告された副作用の発現頻度が記載されています。

副作用発現頻度
消退出血46.2%
不正子宮出血13.8%
頭痛12.3%
悪心(吐き気)9.2%
倦怠感7.7%
傾眠(眠気)6.2%
月経遅延・嘔吐頻度不明

上位2つが出血に関するものです。約6割の人が、何らかの出血を経験する計算になります。これは薬が効いているかどうかとは別の話で、出血があってもなくても評価はできません。

吐き気は思ったより少ない

「アフターピルは吐き気がひどい」というイメージがありますが、これは古い方法の話です。

日本産科婦人科学会の指針によると、かつて使われていたヤッペ法(中用量ピルを2回服用する方法)では50.1%に悪心、14.8%に嘔吐が報告されていました。現在のレボノルゲストレル製剤では悪心は大幅に減っており、同指針は「3.6%に悪心が認められるが、嘔吐はほとんどみられない」としています。

添付文書の国内試験では悪心9.2%。いずれにしても、ヤッペ法の時代とは前提が違います。

薬局へ行く時間が取れない場合

飲んだあとに吐いてしまったら

ここは対応が決まっています。日本産科婦人科学会の指針では次のように示されています。

服用後2時間以内に嘔吐した女性は、ただちに1錠追加して服用する。服用後2時間を経過しての嘔吐であれば心配はいりません。

2時間が境目です。2時間以内に吐いてしまった場合、薬が十分に吸収されていない可能性があるため、追加の服用が必要になります。薬局で購入した場合はその場で服用するので、まず薬剤師に伝えてください。

いつまで続くのか

頭痛・吐き気・眠気・倦怠感は、多くが数時間から1〜2日で治まる一時的なものです。

出血については、消退出血が服用の数日後に起こることがあり、これは生理とは別のものです。詳しくは消退出血の記事で解説しています。

次の月経については、日本産科婦人科学会の指針が「80%以上の女性が予定月経日の前または2日後以内に月経があり、95%が予定月経日の7日後以内に月経がある」としています。

受診を考えたほうがよい場合

次のような場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。

まとめ

この記事は添付文書と学会指針の記載を整理したものです。個々の症状の判断は医師・薬剤師にご相談ください。

参考にした資料

この記事は公的機関等の公表情報をもとに作成しています。医療行為・診断を行うものではなく、 医師・薬剤師の判断に代わるものではありません。掲載内容は2026年8月21日時点のものです。

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